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前本の楽天･密林のﾚﾋﾞｭｰでは経済本が初めての人は評価が高く､複数読んでる人には低い傾向がありますね｡ (最初に書かれている批判は密林のものでしょう｡) 多々ある間違いを上げてもきりがありません(密林でされるでしょうし)ので､根本的な本の恣意的構成について批判｡ 辛坊氏が最近多いと言うように現在｢辛坊氏の言う所のとんでも論派｣が増加傾向にあり｢破綻する派｣は減少傾向にあります｡ 例えば池上彰氏も1年ほど前は辛坊氏と同趣旨で｢破綻します｣と言ってましたが半年前ほどから｢諸説有り分からない｣とし年末には｢借金は返さなくて良い｣と変移しています｡ (※破綻しないと言ってはいません｡問題点が違うという事です｡) そんな中､前本で絶賛していた竹中平蔵氏すら辛坊氏が前本発行後に ｢いまやるべき短期の政策は財政拡大で需給ギャップを埋めること」 と発言しています｡ そんな状況で辛坊氏が泣きついた先がｹｲﾝｽﾞなわけですが､ 『自由貿易を擁護する者たちは､ｹｲﾝｽﾞの転向に言及するのを必ず失念する｡ 彼は1920年代初めには自由貿易の断固たる支持者だったが､33年以降は保護主義 の支持者となり(18)､以後は46年の死去まで立場を変えることがなかった｡ ｹｲﾝｽﾞによる国際通貨･貿易制度の再編構想は､自給自足をしりぞけつつ､ 保護主義を非常に重視するものだった｡』 まったくこの指摘通りでしょう｡ 自分の都合のいい所だけを切り貼りしたこんな本を読むよりは､直接ｹｲﾝｽﾞの本を買って読んだほうが良い｡ 財政再建論なら最近の竹中平蔵氏､上げ潮論なら廣宮孝信氏､破綻論なら2回りまともな池田信夫氏の本をお勧めします

旦那が欲しいと言って買いました。かなり気に入ってるようで2度読みしています。