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JAZZのジャケットは無骨な男性的なイメージの物が多く、この盤のような美女系・風景系などでは中身の演奏も伴って非常に人気が高い物があるわけですが、この盤はジャケのセンスは最高で、中身は？？？といった感じですかね・・・。 JAZZでボサノバというと、どうしてもゲッツ・ジルベルトと比較してしまうからなんでしょうが、ゲッツの様な脱力系のサックスがないおかげでどうしてもボサノバというよりかは商店街などでかかっているBGM的な感じがしてなりません。 それなりには聴き心地は良いのですが、軽快さはあるものの今ひとつパンチに欠けるといった印象です。 唯一、シアリングのピアノは軽やかなんですが、全体に音の密度が高くビックバンドを背景に演奏されている感じなので、あまり芸術的なニュアンスが感じられないんですよね・・・。 このシリーズはコスパの割には音質もかなり優れているのですが、35分という収録時間も考慮して初めて★4つにしました。

JAZZの編成にフルートはたまーに存在しますが、苦手とされておられる方が多いのでは？？？ ちなみに、このアルバムのクレジットもチャールズ・ロイドのクレジットはあるのですが、ご安心あれｗ 殆どフルートパートは出てきません。 全体的な感想としては、非常に良く出来たライブアルバムだと思います。何故CD化が今回が初めてなのか解らないレベルですね。 第一、録音状態は優良であるし、ナレーション・観客とのやりとりの臨場感もライブならではの物がきっちりとでております。 また、曲の方もこの盤の目玉であるワーク･ソングのアレンジが実に素晴らしい！！！メジャー曲ですが、ここまで新鮮に感じられたアレンジはないと思います。 また、それを動とするならば、スローテンポの４．マイ・レディ・シングスのスローテンポの静の部分もきっちりとした仕事をこなしていると思います。 如何せん、アルバム1枚の中で、激しすぎず、かといって静かすぎずといった構成でないのがかなり気に入っております。 音質はこのシリーズは２４BITリマスターでMONO音源でもかなり鮮明ですから、この64年度盤の音が悪いわけもなく、コスパから行くと及第点以上。 ただ、オリジナルを重視するのも大切かと思うのですが、このキャノンボール･アダレイのライブ!は同4期のシリーズに続編が有り、（こちらも勿論国内初CD化。）収録時間で言うと1枚で収まるレベルなので、出来れば価格が高くなっても2枚同時にまとめて欲しかった・・・。

全曲インストゥルメンタルで、懐かしい曲がジャズにアレンジされています。 一番最初にリリースされたルパン三世のジャズよりも、曲全体が明るい感じなので、その時の気分に合わせて聞き分けたいと思います。

このBEST＆MOREシリーズももう気がつけば第４期で、いったいいつまで続くのだろうとここまでくれば逆に興味が沸いてきますｗ 題名盤と言うことらしいですが、JAZZアルバムの中では構成は変則的な方で、２曲がティーガーデンのボーカルが入っています。 ボーカル自体は凄く聴き心地が良いのですが、個人的には第４期中ではソニー・クリスの作品やケニー・ドーハム等の作品の方がホーン系がしっかりと前に出ている感じで好みです。 ただ、この盤、人気が高いのかはたまたシリーズ中のプレス数が少ないのかAmazonなどでは即買いできない状況。 バンダレコードさんでも購入時での数は少ないとの表示でした。 お安い値段なので、欲しい方は早めの購入をお勧めいたします。